分科会第3回合同分科会(2010年8月26日)のまとめ

第3回合同分科会(2010年8月26日)のまとめ

2010.08.30

1.分科会は以下の3部構成で行うこととした。

   第一部   提言、プロジェクトや共同作業の企画など
   代表委員のみの参加

   第二部   研究報告、世界動向報告など
   会員各社自由参加

   第三部   懇親会
   会員各社自由参加

2.電気エネルギーシステムまたは環境対応社会システムを正しく実現するためには、そのシステムの設計法と経営法を開発しなければならない。

3.そのための一つの方法が東大宮田研で開発中のCSSD法という時間発展型シミュレーションによる手法である。最適なシステム設計ができる一方で、二次電池の予想される使用時間履歴を得られる。
 
自然エネルギー発電と電力需要の両方の実データを用い、対象地域、対象建造物等に適合したシステムを設計することが大切である。

4.EV設計で、そのEVに適合する電池システムを設計しなければならないのと同様に、各種の定置型利用を組み込む電力システムに対しても電池システム設計が必要である。この時、二次電池の安全性、性能と使用法と寿命に関する具体的なデータを共有できないとビジネスが成立しない。

5.3項のようなシミュレーションから得られた二次電池の予測使用履歴データと使用予定の二次電池(新品、EVリセール品、定置利用専用品)の性能データ、性能評価法が、定置利用型の二次電池システム設計に必要であるのであり、これをできるようにする技術と人材の確保が重要である。

6.現在の日本では、上記のことの推進を促すようなプロジェクトが見当たらず、具体的に推進することが難しいとの見方が多いが、国プロ等にも積極的に提案していくことが重要だし、一方では、米国や中国でこの種のプロジェクトが大規模かつ急速に開始されそうな情報も多そうである。

7.LIBの定置利用推進のための仕組みは参照図のようなものになるだろう。このうち「シンクタンク+ITベンダー+システム設計」と「電池システム設計と電池評価システム」に対しては、何らかのビジネスユニットを作らなければならないだろう。東大のソフトウェアについては技術移転をすすめたい。

※第3回分科会議論のまとめの参照資料はこちら

 (文責 宮田 秀明)